2018年6月1日

RoadBike . 自転車の移動エネルギー効率の物凄さ

統計サイトで面白いグラフを見つけました。


社会実情データ図録より

1km移動するために使うエネルギー(カロリー)を生き物から機械まで並べて比較してあります。

これを見ると自転車というのはぶっちぎりのエネルギー効率の良さを誇っています。
空を飛ぶ生き物や乗り物と比べても数倍も効率がいい。
自転車に匹敵するのは水中の大型生物あたりになるそうですが、水中は浮力のいらない半無重力のような状態なわけで、自転車はそういうところの生物とタメ張ってるわけです。
特殊な状況下でもいいならアイススケートなんかはかなり効率よさそうですね。

面白いのは大昔早く移動するために利用していた馬と現代の車の効率はほぼ同じ、そしてスピードはないけど人の効率もほぼ変わらないところ。
また、地球上の生物も人が作った道具も最大効率という意味ではさほど大きな違いはないこと。
そういう中で自転車のそれはかなり異質なレベルです。

このグラフ、出来すぎていてネタ元というかどっから出てきた資料なのか気になりましたが、なんとアップルのジョブズがこれをネタにプレゼンをしています。


動画を見るとかなり若い頃ですね。
効率のよくない人間が自転車を発明することで他のあらゆる生物を上抜いた、コンピュータはこれと同じだ・・、とか言ってます。出てくるグラフの内容も上のグラフとかなり似てます。
多分広まった大元はこれなんでしょう。ジョブズのプレゼンだけでは信憑性怪しいですが、ウィキペディアによると50年代に日本でも検証されてるようでまんざら嘘でもなさそう。

個人的にも自転車は好きでよく走りますが、近場を走り回ってるだけでも気がつくと何十キロも走ってたりしてます。結構快楽度数の高い道具だと思ってますが、それはこういう感覚的にありえない効率の良さを自分のエネルギーを使うことで無意識に体感してるのかもしれません。

ちなみにこのグラフでいくと自転車を使ったダイエットはかなり非効率ですね(笑)。



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