2020年10月4日

エアコンプレッサーでロードバイクの空気入れを試した話

 


ちょっと前にエアコンプレッサーを購入しました。主な用途は塗装に使うため。
以前、缶スプレーでロードバイクを塗装して労力の割りに満足いくものにならなかったので、色々考えた挙句に購入。

エアコンプレッサー選びも全くの無知な状態からだったのでなんだかんだ時間かかりました(これも後でまとめて書こうと思う)、なんとか選んだのはハイガー産業の圧力0.9Mpa、17Lタンク付エアコンプレッサー。ぎりぎりスプレーガンでの塗装ができそうかなと思えるものを選んだつもり。
エアコンプレッサーとしては比較的小さいですが、それでも縦横50cmほどの大きさ、結構な存在感です。

で、塗装はまだ先になりそうなので手始めにロードバイクの空気入れに使ってみることにした。チューブレスタイヤではコンプレッサーを使うことがあるようですが、普通のクリンチャーで使ってるのはあまり聞きません。贅沢な使い方です。

ちなみに今使ってるのはこれ、よくあるフロアポンプです。


仏式はアダプターを噛ませるタイプで、出かけるたびにいちいち取り付けるのが結構面倒。





こちらがエアコンプレッサーで使うSK11の空気入れプラグ、エアチャックという。仏英米、三種類のバルブがアダプタなしで使えるものです。
仏式は自転車全体の数%しかないそうで車やバイクも米式になるので対応品も数少ないです。またコンプレッサーは割と精密さが必要な機械なので中国製の安価なものは買いにくい(微妙な製品が多々あるようです)。こちらは国産ですがアマゾンで1833円。カプラ付きを選択。

他に最低限必要なものとしてエアホースとコンプレッサー側のソケット(カプラ)も揃える。




カプラはオスメスになっていて、普通はねじ込み式になっている接続部に取り付けることでそれぞれのパーツがワンタッチで取り外しできます。サイズは1/4インチという規格で全て統一されてます。
これでコンプレッサーとエアチャックをつなげます。


で、いざ取り付け。
まずエアコンプレッサー側のネジ部分にシールテープという専用テープを巻く。
エアコンプレッサーのネジはテーパーねじという気密性が高い特殊なもので、テーパーねじにシールテープはセットです。
テープはコンプレッサーの付属品、このテープでわずかな空気漏れも遮断する。

シールテープ。
裏表はなく、ノリはついてない。よく伸びる。


少し引っ張りながら2、3周ネジの溝に巻きつける。
ちゃんと張り付いてくれる。


その上からソケットをねじ込む。スパナでがっちり。
テーパーねじはネジ山が末広がりになっていて締め込んでも最後まで入らない。
ちなみにエアチャックやスプレーガンは平行ネジが多いので
シールテープではなくガスケット(パッキン)を噛ませる仕様。


あとはエアホースの先を差し込むだけ。


反対側にエアチャックを差し込む。

エアコンプレッサーの圧力を0.7mpa (=700kpa)まで下げ、いざ実験。
タイヤのバルブに押し込むだけで空気が入るようになってますが、なぜかうまく入らない。

こんな感じで押し込むと空気が出る。
しかしなぜかチューブに空気は入らずダダ漏れ。

変な話ですがバルブコア(バルブの先にあるネジ)を目一杯開けてしまうと空気がチューブに通らないようです。中途半端に開けるとうまくいく。

バルブコアを全開にしないで中途半端なところで止める。

よくわからないですが、全開にしてしまうとエアチャック側の弁とうまく噛み合わないのかもしれません。

とにかくこの状態で押し込むと、バシュッという音とともに一瞬で空気が入りました。
文字通り一瞬、これは気持ちいい笑
もう一度押し込んで見たところそれ以上空気は入りません。当たり前ですがエアタンク内の圧力とタイヤチューブの圧力が拮抗したところで止まるようです。

十分空気は入るようなのでとりあえず成功ですが、これでは正確な空気圧がわからないのでレギュレータをつける必要がありそうです。




こういうやつ。目盛りを見て空気圧の調整ができます。これは塗装用のものですが空気入れでも使えそう。
塗装にもあると便利なのでいずれ試してみたいと思います。


塗装のスプレーガンについてですが、これもまともに買うと結構高価なものなので色々と迷ってましたが、またaliexpressから微妙なものを購入してしまいました。

W-101


W-101日本製とあります。W-101はアネスト岩田のベストセラースプレーガンの型番です。少し前にモデルチェンジされて今は販売終了なのですが、それと思しき製品がaliexpressで売られてます。しかも結構な人気商品になってる。ひょっとして残った在庫が流れてる?
値段は3500円くらい、普通に買えば4倍くらいする製品なのでこれは試して損はないかなと思わずポチリ。



と言っても実際のW-101に触ったこともないので本物かどうか見分けるすべもありません(笑)レバーが妙にぐらついてて怪しいです。
こちらも後ほど試して見たいと思います。


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