2017年8月6日

Cr-Mo Frame . クロモリフレーム素人自家塗装のまとめ

かれこれ一ヶ月もかけてたクロモリフレームの塗装、完璧からは程遠いですが最後にします(笑)

上塗り塗装まではそう悪くなかったですが、クリアがなかなか乗ってくれず二本目を投入してからが転落の始まり、今度はかけすぎて液ダレ、チヂミ、剥がれ、ありとあらゆるものをやらかしてしまいました。塗装は本当に難しいですね。


思うに塗装は最低限フレームを保護してくれないとまずい、綺麗でも薄いと簡単に傷つく。それを避けるためには液ダレしてでも厚塗りしたほうがいいと思うわけです。
先に進まないのでもうあとは簡単なところだけ直して、どうしても気にいらないところは涼しくなってからやろうと思います。

補修以外で前回から変わったところはフォークとヘッドチューブの塗り直し。
メッキ部分の塗装は剥がれやすいというのでフォークが気になってたんですが、剥がれやすいかどうかは剥がしてみないと分からない(笑)。
組み上げてしまってから塗り直すのは面倒だし、まあフォークだけなので一度全部剥がして再塗装を決行。(結果的に言うとやっぱり剥がれやすい)
メッキにいいというミッチャクロンを試しに下地にして塗装し直し。


ミッチャクロンは糊のようなプライマーで、強引に塗装を貼り付けてくれます。
今回はプラサフ無し、ミッチャクロン→シルバー塗装→クリアだけです。


相変わらずフォークだけはうまくいく。小さいものはいいのかもしれない。
ミッチャクロンが透明なので、クラウン部分だけ塗装せずにクリアだけ吹いてメッキを出してみました。点サビだらけのメッキですが、のっぺりと同じシルバーで塗るよりもクラウンのラインが見えていいように思います。

ちなみにミッチャクロンは表面を綺麗に処理された面にはとても便利です。
要するにサーフェイサーが要らないところ。
本体価格はプラサフと変わりませんが、とにかく少量で済むのがいい。一本あれば何回も使え、強力な密着力がある。密着力が強ければ本体保護にもつながる。今回のように下地が均一で下地の色が塗装に影響しない場合は、これでいいんじゃないかと思います。
ただ、下地が無垢の金属、傷や凹凸があるときはプラサフ(と言うかサーフェイサー)必須です。下地の細かな凹凸はもろに塗装に影響してきます。試しに塗装のないフレームでやってみましたが、かなり滑らかさに差がありました。

次いでヘッドチューブ。

こちらもフォークに合わせてむき出しでクリアだけにしてみた。

というか、塗装がうまくないので荒技に出ました。これもラグのラインがよく見えてなかなか、渋くて気に入った。
サビがどうなのかわからないが、それはまた出てから考えようと思う。


ということで以上、塗装打ち止め。
あと自家塗装について個人的に思ったこと。

・缶スプレーによる自家塗装には所詮限界がある。
出来がよくても悪くてもある程度のところで見切りをつける。完璧を目指すといつまでも終わらない。

・メタリック系は難易度高い。
と思う。液ダレ、チヂミ、ホコリなど、白や黒なら気づかなかったかもしれないものも目立つ。

・フレームの全体塗装は結構難しい。
細長いチューブを均一に塗るのも大変でチューブの表裏だけで塗装のノリが変わってしまう。単純に二回に分けてしまうのが一番良かったかもしれません。フレームの前半分と後半分を目立たないところからマスクをして片方の乾燥を待ってもう片方を塗装する。そうすれば手で持つことができるし、手で持てればかなり塗装はやりやすくなる。

・本体の保護は最低限の目的。
表面的に綺麗でも塗装が薄いと金属スクレーバーでちょっとガリガリやれば簡単に剥がれてきます。今までの労力はこんなものかと思うと泣けてきます。
これを少しでも長く維持するにはやはり厚塗りするしかないと思います、特にクリアをしっかり塗る。

・とにかく塗るだけ塗って後から整える。
クリアに関しては、意外と後からの修正は効きます。ムラや液ダレができたところは耐水ペーパーの600番くらいから1000番〜2000番まで均一になるまで丁寧に研磨(白く濁るが気にしない)、そのあとコンパウンドで磨くことでほとんどツルツルになります。今回使ったのはホルツの1ミクロンのコンパウンド。


研磨の後コンパウンドを使えば強力な光沢感が出ます。
ただ、これも厚塗りしてあることが必須、下手するとクリア面を全部削ってしまうことに。



Share:

0 コメント:

コメントを投稿