2020年8月3日

真鍮エッチングでヘッドバッジ(エンブレム)の自作



真鍮板を腐食液で溶かし、その後黒染めして作成。






元は0.5mmの真鍮板で、薄くて加工はしやすいものの安っぽく見えるので、
立体感を出すために二つのパーツを重ねてある。


こちらのパーツは同じものを二枚貼り付けさらに上げ底。


凹部は黒染め液でエイジング。
これも立体感が出るので何かしらの塗装は効果的。




試行錯誤の末になんとかここまで。
これを自転車のヘッドチューブのエンブレムにします。
ただフレームの再塗装もする予定なので、出番はまだ先。




エッチングに関して


使用した腐食液はこちら。


最初の実験。
絵柄は第一案だったもの。
マスクはカッティングマシンで作成。

真鍮板に貼り、原液の腐食液に漬けると、

マスク以外のところだけ侵食する。

単純に浸け込めば一応侵食はするが、数時間浸けてもあまり凹凸ができず、0.5mmの板でも穴も開かない。また細かい造形のところはマスクをした部分まで侵食される。

大体この手のことは一筋縄では行かないが、試行錯誤して一応効果があると思えたコツを列挙。

侵食を促進する手段
1:素材の脱脂 
2:腐食剤を温める(4〜50度)、冷めたら何度も温め直す
3:エッチングする方を下向きに浸す
4:腐食させる必要のない部分は極力マスクをしてエッチング面積を小さくする

これで1〜2時間もやれば大体満足できる凹凸になる。
これでも不足な時、
5:クエン酸を腐食液に入れる

綺麗な仕上がりにする手段
1:短時間で終わらせる、1時間半くらいで十分。長くやるとマスク部分も溶け出す。
2:作業前に脱脂する、作業後に重曹水で速やかに中和する
3:真鍮は銅と亜鉛からなっている合金。腐食液に浸けると先に亜鉛が溶け出すようで、残った部分は銅色、赤みのあるあまり綺麗とは言えない色になる。これが嫌な場合、亜鉛めっきという方法もあるらしいが、手っ取り早く回避できる方法は見つけられず。黒染めをすると多少和らぐが赤っぽさは消えない。


追記:黒染めについて

黒染め液はバーチウッドのプレストマグ。

1:染める前に極力研磨と脱脂をする。
2:素材や黒染め液を温める。
3:原液でやらず水で5、6倍に薄めて塗る、数分で乾くのでなんども塗り重ね少しずつ濃くしていく。
4:黒染め液はわりと高いので綿棒につけて必要な部分だけ塗ったが、丸ごと漬け込んだ方が均一に染めるにはいいのかもしれない。


Share:

0 コメント:

コメントを投稿