2018年6月10日

クロモリロードを組んでみる/バーテープ、バーエンドキャップ

ステムを伸ばすためにバーテープは巻かずに待機状態でしたが、ようやく代わりの中古ステムを入手。



NITTOのPearl9、今のNPの90mm。あまりいい状態のステムは見つからなくて全体にサビが点在しています。

また例のごとく研磨作業から。


かなり根深いサビで耐水ペーパーでは埒があかず苦労しましたが、なんとか納得いくレベルの磨き込み完了。





これでパーツが揃ったのでバーテープも張れるようになりましたが、その前に気になってたヘッドパーツの色。


思ったほど合ってないのでついでにこれを剥離してしまいます。
アルミの塗装はだいたいアルマイト処理による着色です。
で、これは強い酸をかけると結構簡単に剥がれるそうで、試してみます。


ヘッドパーツ全部ではなく上部二つのナット部分だけ。


何時ぞや使ったキッチンハイター。原液のまま漬け込みます。
15分くらい漬け込んだ後、


引き上げると表面は真っ黒に(右のパーツ)。それを軽く磨いたのが左のパーツ、すっかり塗装は取れています。




次にバーエンドキャップ。これはコルクで自作。


コルクというとワインのコルク栓のようにバーエンドに押し込みたくなりますが、よく根元からもげる話があるので今回はバーテープに付属のエンドキャップを利用して外からコルクを接着剤で貼り付けます。この方が多分ずっと強度はあると思う。
バーエンドの直径に合うサイズのワッシャーを探してきてエンドキャップのネジに付けてあります。コルクはホームセンターで買ったもの。すぐ汚れそうなので表面にカシューという漆のような色合いのニスを塗ってみた。


先にエンドキャップの内側だけを取り付けます。そのあとワッシャー部に接着剤でコルクを貼り付ける。


バーテープはエンドキャップ側から巻く。エンドキャップの上から半分被せるように巻き始める。通常とは方向が逆ですが。


こうするとエンドキャップのコルクと一体感が出てコルクも取れにくくなる。バーテープはコットンバーテープのベージュ。






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クイックリリース/スキュワー


クイックリリースを探していたところ、またAli Expressの怪しい製品に手を出してしまった。



このシンプルさに惹かれる。
クイック機構は付いておらずよくある盗難防止タイプのスキュワーみたいですが、これは専用工具は使わず普通の六角レンチで締めます。(レンチも付属)

シャフトと締め付けナットはチタン製、前後で公称40gの軽量スキュワー。
これで800円。

メーカーはTITOというところでアウトドア系のチタン製小物を作っているメーカー(ブランド?)。


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2018年6月1日

RoadBike . 自転車の移動エネルギー効率の物凄さ

統計サイトで面白いグラフを見つけました。


社会実情データ図録より

1km移動するために使うエネルギー(カロリー)を生き物から機械まで並べて比較してあります。

これを見ると自転車というのはぶっちぎりのエネルギー効率の良さを誇っています。
空を飛ぶ生き物や乗り物と比べても数倍も効率がいい。
自転車に匹敵するのは水中の大型生物あたりになるそうですが、水中は浮力のいらない半無重力のような状態なわけで、自転車はそういうところの生物とタメ張ってるわけです。
特殊な状況下でもいいならアイススケートなんかはかなり効率よさそうですね。

面白いのは大昔早く移動するために利用していた馬と現代の車の効率はほぼ同じ、そしてスピードはないけど人の効率もほぼ変わらないところ。
また、地球上の生物も人が作った道具も最大効率という意味ではさほど大きな違いはないこと。
そういう中で自転車のそれはかなり異質なレベルです。

このグラフ、出来すぎていてネタ元というかどっから出てきた資料なのか気になりましたが、なんとアップルのジョブズがこれをネタにプレゼンをしています。


動画を見るとかなり若い頃ですね。
効率のよくない人間が自転車を発明することで他のあらゆる生物を上抜いた、コンピュータはこれと同じだ・・、とか言ってます。出てくるグラフの内容も上のグラフとかなり似てます。
多分広まった大元はこれなんでしょう。ジョブズのプレゼンだけでは信憑性怪しいですが、ウィキペディアによると50年代に日本でも検証されてるようでまんざら嘘でもなさそう。

個人的にも自転車は好きでよく走りますが、近場を走り回ってるだけでも気がつくと何十キロも走ってたりしてます。結構快楽度数の高い道具だと思ってますが、それはこういう感覚的にありえない効率の良さを自分のエネルギーを使うことで無意識に体感してるのかもしれません。

ちなみにこのグラフでいくと自転車を使ったダイエットはかなり非効率ですね(笑)。



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