2017年8月8日

HeadParts . ヘッドパーツの取り付け、圧入

長かったですがようやく組み上げ段階に入ります。
まずはヘッドセットを取り付け。もちろんスレッド式のノーマルヘッドパーツです。
ここさえ問題なく終わればあと力技が必要なところはほとんどなくなると思います。最初で最大の難関。



ヘッドセットについてはいろいろ制約があり素直にアマゾンで購入、TANGEのFL250Cです。

スレッド式のヘッドセットを選ぶには条件が2つあります。
一つは取り付けるフレームとフォークの径の大きさによる規格。JISとITA(イタリアン)の2種類あります。
JISはヘッドチューブの内径が30mm、クラウンレースの外径が27mm。
ITAはヘッドチューブの内径が30.2mm、クラウンレースの外径が26.4mm。
フレームの径の規格はこのどちらかで作られており、この規格に沿ってヘッドセットは販売されてます。
問題はこの規格が混在している場合もあること。



このタンゲフレームのサイズを測ってみると、

ヘッドチューブの内径

ヘッドチューブ内径は30mm、JIS規格です。
しかし、クラウンレースの外径は、

クラウンレース外径

26.4mmでフォーク側はITA規格、もろそれにあたります。
昔のフレームには混在はよくあったようで、まずこの点が問題。別のサイズの部品を組み合わせるのは問題ないようですが、単純に規格違いの同じヘッドセットを2個買う必要がある。

こいつ。クラウンレースの一番下に入れる輪っか(クラウンコーン)です。この部分だけがJIS規格は27mmある。実際入れてみるとたった0.6mmですがスカスカです。

結局このパーツだけ別売りで買うのが一番得策なようで(丸ごと2個買うよりはマシ)、国産のヘッドセットならバラでのパーツ購入もできるようです。
ちなみに海外通販も探してみましたが、あちらはそもそもJIS規格は普及してないらしくITAしか見当たりません。

もう一つの条件はスタックハイト、ヘッドセットの外から見える部分の長さです。
中古のスレッドフォークの場合、前オーナーがフォークのコラムをちょうどいい長さに切ってしまっていることが多く、そのためヘッドセットの長さによっては入らないものが出てきます。

このフレームのヘッドチューブの上から出せるコラムの長さは35mm。
これだとスタックハイト40mmとかのヘッドセットはネジが届かず入らない可能性があります。逆に35mmより短いとコラムをさらにカットするかスペーサーを入れて調節するか、ということになります。カットすると元には戻りませんので、出来ればぴったりのヘッドセットが欲しいところです。
このスタックハイトに関しては結構重要なところだと思うんですが、ほんとにどのヘッドセットもバラバラ。なぜここまで揃える気がないのか不思議なくらい。

と言うことで、ヘッドセットに関してはあまり自由に選べるものでもなく(そもそもあまり種類もありませんが)、最もいい選択は上記のITAのクラウンコーンを入手しやすく、なおかつスタックハイトがちょうどいいもの、ということになります。
FL250Cはスタックハイトが35.3mm、JISのヘッドセットもITAのクラウンコーンもアマゾンで一緒に手に入るので手っ取り早くこれにしました。
別売りのITAクラウンコーン

値段はJIS規格ヘッドセット3716円、ITAクラウンコーンのパーツ611円=4327円。
多分これから購入するステムやハンドルより高くついてると思います ^^;

もう一つ候補にあったのはヤフオクで扱っていたnecoと言う台湾メーカーのパーツ。


ITAのコーンも入手でき値段も手頃だったんですが、スタックハイトが合わず断念。



で、いよいよヘッドセットの取り付けになります。
ヘッドチューブへの圧入は真っ直ぐに、かなりの力で入れる必要があり、専用工具を使うほどめんどくさい作業のようです。

こんな大掛かり

専用工具は高価なので自作の工具を作って四苦八苦して圧入するのをよく見かけますが、自分もうまい方法がないかとこの時のために色々考えてました。


そして、
ヘッドセットが届いたので気合を入れて圧入準備へ。
その前にどの程度のものか試しにパーツをチューブにあててちょっと押し込んでみたところ・・



ズボッと、手で入ってしまいました・・・
????(笑)
これはどうしたものか?
サイズが違うわけでもなさそう、実際一度入れてしまうとなかなか抜けません。(抜くのは手では抜けず結構苦労した)

一度使われたヘッドチューブはこんなもんなんでしょうか・・(笑)

ノギスで測ってみたところチューブ内径もヘッドパーツの外径もぴったり30mm、抵抗が少なければするっと入ってもおかしくはない。

・・・まあとりあえず、最初の難関ヘッドパーツ圧入は拍子抜けのうちに終わりました。

問題があるとすると水が侵入しやすいかもしれないことだと思いますが、グリスだけはたっぷり塗っておこうと思います。

で次、フォークにITA規格のクラウンコーンを圧入。
こちらもちょっと期待しましたが、手では入らなかったです。いいんだか悪いんだか。

しかしここからが問題、手で入らないどころかどうにも何をやっても入らない。

塩ビパイプがやりやすいみたいですが、その前に手近にあるもので何とかならんかと木の板二枚で挟み込んでフォークの股をゴムハンマーで叩いてみたがビクともせず。挙句にゴムなのに塗装を傷つける始末、本当にヤワな塗装だわ。
今度はひっくり返して余っているJISのクラウンコーンを間に挟み、トンカチで板の頭をガンガン叩いてみる。しかしクラウンコーンは1mmも入らず板の方が潰れてしまう。

ここから全く入らない

そうこうしているうちにクラウンコーンにも傷が。さすがに入らなさすぎだと思い、クラウンコーンをヤスリで少し削ってみたりする。

JISとITAのクラウンコーンを重ね合わせて見る。0.6mmの違いは肉眼ではほとんどわからないレベル。(手が汚くてすみません)

ここで気づいたが、妙に重いので磁石にくっつけてみると張り付いた、ヘッドセットはアルミだけどこの部分は鉄でできてる。もっともサビやすい部位が鉄なのか。あとで何か対策を考えないとまずいかも。

ここで諦めて塩ビパイプを買いに行く。

塩ビパイプと言ってもちょうどいいサイズがあるわけでもなく、内径33mmくらいある8cmのパイプを2個買って縦に貼り付ける。(1個90円×2)33mmだと大きすぎてクラウンコーンの縁にギリギリ当たるくらいなので、特大のワッシャー(40円)を下の口に貼り付ける。
さらに余っているJISのクラウンコーンを挟み、手で持って上からトンカチでガンガン叩く。最初は衝撃が怖かったが、結構な力で叩かないと入らない。しばらく叩いてるうちに少しづつ入っていく。

こんなかんじで何とか圧入完了。

結局ゴムハンマーのようなヤワなものでは力が足りず、カナヅチ(とそれに耐える道具)でガンガン行かないとダメだったようです。

あとはフォークを装着してネジを締めるだけ。
完成。フォークがついて少し自転車ぽくなりました。
いっそのこと隙間を埋めるべくヘッドパーツごとクリアかけようか..
しかしヘッドパーツのこの色、思った以上に主張しますね。

Share:

0 コメント:

コメントを投稿